平屋といえば、ひと昔前はアニメに出てくるような長屋のイメージがありましたが、最近は洗練されたデザインも多く見かけるようになりました。
おもなメリットとして、「高齢者や子どもにやさしいワンフロア空間」「効率のよい生活動線」「家族の自然なコミュニケーション」「ライフステージの変化への対応のしやすさ」「地震災害に対しての強さ」などがあげられ、若い家族世帯層からも注目されています。
平屋をマイホームにもつ際のメリットや費用、間取りなどについてご紹介します。
平屋の建築費用は安い?ポイントをおさえてコストダウンしよう
多くの人が、二階建てよりも平屋の方が建築費用は安いと考えています。
しかし、実際にかかった費用を比較すると、平屋の建築費用が必ずしも安いとは限らず、むしろ高くなる傾向にあります。
理由の1つとして、二階建て住宅と同じ居住スペースを平屋で確保するためには、その分広い敷地と、それを覆う屋根にも費用がかかることがあげられます。
では平屋建てのコストを下げるにはどうしたらよいのでしょうか。
設計をできる限りシンプルにする
設計や設備にこだわりすぎると、人件費や材料費がかかります。
材料のグレードを抑えることで、コストダウンが期待できます。
住宅メーカーの知名度にこだわらない
住宅に関して、有名メーカーとそうでないメーカーを比較すると価格差がある場合があります。
TVCMでよく目にする大手メーカーは安心できる気がしますが、その分価格は上乗せされています。
大手でも平屋の建築経験が豊富とは限らないので、平屋の建築実績が多いこと、品質や価格、サービスを重視して業者を選びましょう。
ワンフロアならではのメリット!平屋の特徴を生かした間取り
二階がないからこそ設計の自由度も高い平屋。
その特徴を生かした家にするためには、どんな間取りがふさわしいのでしょうか。
自然光を取り入れやすい家の形状
平屋の中心にある部屋は光が入りにくいため、暗くなりがちです。
家の形をコの字型やロの字型にして庭を囲むように設計すると、自然光を取り入れた快適な明るさを保てます。
天井を高くした開放感
二階がないので天井を屋根の形状に合わせて高く作り、家全体に開放感を持たせることができます。
縦に広い空間を利用して、大きな照明器具やロフトを設置することも可能です。
家事や生活動線に沿った配置
ワンフロアだからこそ、より家事動線に合わせた間取りにしておくと、動きがスムーズで快適です。
庭と室内につながりをもたせるウッドデッキ
リビングから庭にかけてウッドデッキをつくると、家族だんらんのスペースやペットと一緒に日光浴など、さまざまな使い方ができます。
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