住宅ローンは借入までに仮審査・本審査・契約のステップがあり、それぞれ提出する書類が異なります。
スムーズに手続きを進めるためには、流れを把握し必要な書類を準備しておくことが大切です。
今回は、住宅ローンの仮審査から融資実行までの流れと提出書類についてステップごとに紹介します。
住宅ローンの借入の流れその1 仮審査から本審査までの必要な書類は?
住宅ローンの審査は、仮審査・本審査の2段階に分けておこなわれます。
仮審査で必要な書類は、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類と収入に関する書類、物件のチラシやパンフレットです。
収入に関する書類は、サラリーマンの場合は源泉徴収票や課税証明書、自営業の場合は確定申告書の写しや納税証明書が必要となります。
金融機関によっては書類が異なり、インターネットでの申し込みに対応していることもあるので、事前に調べておくとスムーズです。
仮審査の結果が出るまでに約3日~1週間かかり、郵送での通知が一般的です。
仮審査を通過したら次は本審査となり、新たに書類を提出することになります。
本人確認書類では運転免許証やパスポートに加えて、住民票や印鑑証明書が必要です。
マイナンバーカードがあればコンビニでも住民票を取得できることがありますが、できない場合は市区町村役場へ取りに行きましょう。
収入に関する必要な書類は、住民税の決定通知書、法人の場合は決算報告書などです。
物件確認書類は売買契約書や工事請負契約書、検査済証などが必要となり、購入する物件の種類によって提出書類が変わることがあるので注意しましょう。
物件確認書類は不動産会社が用意してくれるので、忘れずに保管しておけば大丈夫です。
本審査には約10日~2週間かかりますが、書類に不備が見つかると長引く場合もあるため、少しでも不明なところは担当者に確認しておくとミスをなくせます。
住宅ローンの借入の流れその2 契約から融資実行までの手順を解説
本審査を通過したら金融機関と住宅ローン契約を結び、担保となる物件に抵当権を設定する契約も同時におこなわれます。
契約は金融機関の平日の窓口でおこなうため、サラリーマンの人は休暇の調整が必要です。
契約では新たに提出する書類はありませんが、実印や収入印紙を用意します。
収入印紙はローン契約の契約書に貼付するため必要となり、契約金額によって収入印紙の金額が変わるので、事前に確認しておくと安心です。
契約の手続きを終えたらローンが実行され、指定した口座に振り込まれます。