近年ではペットは家族の一員であり、「室内で一緒に生活している」家庭も少なくないでしょう。
しかし、ペットの爪や習性などで床や壁が傷ついてしまうため、ペットと暮らしながら室内を綺麗に保つ場合は何らかの対策が求められます。
そこで今回は、戸建ての購入を検討されている方に向けて、ペットと暮らすうえで気を付けるべきポイントについてご紹介します。
戸建てを綺麗に保つには対策が必要!戸建てでペットを飼う際に気をつけるべきポイントとは?
人とペットの両者が快適に暮らすためには、ペットのもつ特徴を正確に押さえておくことが重要です。
肉球とその役割
イヌやネコはやわらかな肉球を持っていますが、これは歩く際足への衝撃をやわらげるクッションとしての機能や、すべり止めの機能をもっています。
この肉球は年齢を重ねるにつれて乾燥しがちになり、それにより滑りやすいフローリングなどとは相性が悪いという特徴を持ちます。
ペットの爪と伸びすぎに注意
動物の爪は人間の爪よりも固く鋭い傾向にあり、歩くだけで床や壁を傷つけてしまう可能性があります。
特にネコの場合は、爪とぎをして壁紙や家具をぼろぼろにしてしまう可能性があるため、注意が必要です。
騒音やにおいなど
環境省の公表する「生活騒音の現状と今後の課題」によると、イヌの吠える声は88~110デシベルと、快適に過ごすことのできる基準値45デシベルを大きく超えています。
またフンや動物特有の体臭などは、ご近所づきあいする上でもトラブルになりやすい問題の一つです。
ペットを飼う方がしておきたい対策!戸建てを綺麗に保つ方法とは?
上記のようなポイントを踏まえて、住まいを綺麗に保つために、次のような対策が考えられます。
部屋の床材と壁材にこだわりを
たとえば床に爪痕を残したくない場合は、コーティング剤を使用したフローリングを用いる、カーペットを敷くなどの方法が有効です。
また無垢材やコルク材を使用することで、傷跡も木材の風合いを増す味の一つとして楽しむことも可能になります。
また壁紙には、消臭効果のあるものや、珪藻土や漆喰のような自然素材を採用することでペットが汚しても掃除がしやすくなります。
吸音材やシャッター、防音カーテンなどの採用
二重窓やシャッターを取り付けると、室内の音が外に漏れにくくなります。
加えて壁の中に断熱材を隙間なく使用することで、吸音性も高まるため、施工時に取り入れることをおすすめします。
防音対策をおこなうことで、ペットの騒音トラブルがなくなるほか、家庭のプライバシーも保つことができるため一石二鳥です。
ペットの健康管理としつけを徹底
爪をこまめに切る、トイレのしつけを徹底する、散歩後は足をしっかりふく、定期的にシャンプーするなど、ペットの体調管理としつけを徹底することで、ペットも室内も清潔に保つことに繋がります。