建売住宅の見学は楽しいものです。
初見のおしゃれなレイアウトのモデルハウスに、「ここしかない」と気持ちが高ぶる方も少なくないでしょう。
しかし、一戸建ての購入は、ほとんどの方が人生で数回あるかの大きな買い物です。
見学する際は冷静になることが大切です。
この記事では、建売の一戸建てを検討中の方に、見学する際の注意点を説明していますので、ぜひ参考にしてください。
建売の一戸建て住宅を見学する際の注意点とは?
一戸建てを見学する際はいくつかのポイントがあります。
まずは外観を客観的に見ることが大切です。
窓やドアが人目につきにくい場所にないかなど、防犯の観点から見ることをおすすめします。
また、日当たりを大きく左右する南側の建物をチェックすることで、一年間の日当たりの状況が推測できます。
くわえて、庭や駐車スペースが適切に施工されているかも見ておきましょう。
建物内部の重要なポイントは、家事動線と生活動線です。
キッチン・洗面所・洗濯場などの水回りの使いやすさを知るためには、実際の家事をイメージすることが大切です。
さらに、朝の忙しい時間帯の家族の生活動線を想像することで、問題点も浮かびやすくなります。
つぎに、気になるのは収納でしょう。
収納は数や場所、使い勝手の良さも合わせてチェックしておくことが大切です。
なお、収納のスペースは床面積の約2割あれば、余裕ある収納だといわれています。
ほかに、コンセントの位置や数もメモしておくと、家具や家電の設置に役立ちます。
建売の一戸建て住宅を見学する際の方法と持ち物
建売の一戸建てを見学したいと思った場合、ほとんどの会社がウェブで予約できます。
予約なしで見学できる場合も多いですが、予約により貸し切りで見学できたり、専任の担当者が対応してくれたりと中身の濃い見学ができるかもしれません。
事前に細かい情報を聞いておきたい場合は、電話やメールで問い合わせることもおすすめです。
そして、当日のおすすめの持ち物は4点あります。
●家の雰囲気や内装などを画像に収めるためのカメラ、またはスマホ
●持っている家具の寸法をメモしたもの
●ベッドなどの大型家具が収まるか寸法を測るためのメジャー
●寸法や気付いたことをすぐにメモしておくための筆記用具
注意点として、室内の写真を撮る場合は、事前に担当者に許可を得ておくことを忘れないようにしてください。
建売の一戸建て住宅を見学した後ですべきこと
見学した物件を購入したいと考えたら、契約する前に一度ではなく、何回か周辺も見ておくことが重要です。
日中だけの見学では、一日・一年における生活のしやすさが判断できません。
そのため、夜は静かに過ごせるのか、通勤・通学時間帯の経路は安全なのかなどを知るために、さまざまな曜日や天気、時間帯に訪れることをおすすめします。